三獄無双

あるいは「獄に魂を取りにいくために2万Diでなんとかしなさい」Sp。
考察っぽいけどいい加減。
2ページ目は「低ランクの享受者は果たして魂を取りにいけるかシナリオ」
 

 
前提条件としては
 ・目的の魂は表層にいる(獄の開放をする必要はない)
 ・享受者の取り分は諸経費さっぴくとかなり低いと見積もる
 ・ただし、〈護魂の壷〉は再利用もできようし、この手の依頼用に用意されている(経費0である)とする
 
「獄での部隊長」という表現はあるので、獄卒と闘う可能性を考慮すると、できればPTで中級戦鬼(強さ評価8)を倒すだけの実力はほしいところ。下級戦鬼2単位(強さ評価6+2)とも確かに闘って勝ちたいから、まぁ強さ評価に換算して同程度、7〜8の面子は必要だよなぁと思ってみる。
総ランクに換算して8〜14の範囲。TRPG的にはマンチに作った8とか、そこまでカツカツではない14という感じかな?
このランクの享受者4人に魂の連れ戻しを依託すると、標準報酬5000×4=20000Di。反魂の儀式その他の費用とかどうするんだろう?と考えたくなるところですな。
 
ちなみにこのあたりが「実行部隊の享受者ひとり〜ふたり」のことを考えると、享受者ピラミッドの底辺よりちょっと上程度の人間でPT組めばどうにかなるんだろうか?
という仮定の元、サンプルシナリオを作って思考実験。


以下、「反魂を行うために魂を取りに行け」ミッション(仮称)投げっぱなし条件設定。
 

[レギュレーション]
PCの総ランクは13と仮定し、初期作成のキャラクターが3回のセッションを成功させたと仮定して3ランク分の成長を3回行う。
初期所持金に加えて6000Diを持っているとして買物をしてよい(⇒基本219頁より、4、7、10ランク時の報酬を算出して合計)。
このようにして作成したPC4〜5人で、PTを組んで獄の魂を取ってくる。
なお、〈護魂の壷〉は1つ支給される。
[導入:適当]
 紫杯連に「とある村の有力者が殺されたため、その人を反魂させてほしい」と依頼来たので、“獄”に赴き魂を回収する指令を受ける。
報酬はパーティー合計20000Di、〈護魂の壷〉は1つ支給される。
 ・有力者の人相など、「獄で魂を見分けるだけの情報」は支給される。
 ・獄の位置は、PTが依頼を受けた支部から数百キロ離れた場所にある。獄の形状その他については適切な方法で調べればわかる。詳しくは[獄チャート]参照。
 ・ちなみに【死者よ、我が問いに答えよ】によって殺人犯はある程度絞られているので、そちらについても別途享受者を派遣している(シナリオには関係ない)
 
[展開:適当極まりない]
 パーティーに適切な移動手段がない場合、“獄”までは砂漠をひたすら歩くしかない。適切な高速移動手段で移動しなかった場合、途中で1回《危険予知》で必要達成数2の判定を行わせ、全員が失敗したら砂豚の部隊に遭遇し、戦闘になる。砂豚は2単位1部隊、足元は通常の砂漠が広がっている場所とする。
獄にたどり着いたら獄に入って魂を取りに行き、戻るという過酷なミッションをこなすことになる。[獄チャート]を使って内容を適宜決めること。
 
[結末:手抜きのキワミアーッ!]
 後日談。終わりよければ全てよし。
 パーティーは無事目的の魂を連れ戻すことができただろうか?
 あるいは仲間の魂を連れ戻すために別の獄にもぐるハメになったり、仲間の魂を救うがために〈護魂の壷〉を使ってしまい、もう一度同じ“獄”にチャレンジすることになってしまったのだろうか?
 結末に応じた描写(支部長にねぎらいの言葉をかけられるか、怒り心頭で説教されるかなど)をしたら、セッションは終了だ。
 なんにせよ“獄”から無事脱出した時点で、目的の魂を連れ帰ったか否かに関わらず、生き残ったメンバーには2ランク分の成長を許可しよう。ミッションに成功したなら、通常通り3ランク分の成長になる。
 
[獄チャート:適当ですよ?]
獄の内容についてはランダムに決まる(ダイスを1個振って決める)。あらかじめ決めてもいいし、必要になった時点で決めてもいい。
獄の概要や中にどんな敵がいるかは、適切な判定(《コネ:所属紫杯連》など)で必要達成数3の判定に成功すればわかるとする。
●獄は誰のものか
 これによって「獄の入り口のイメージ」と「邪霊律」および「表層の状況」が定まる。
出目1>上位邪霊アエシュマの領地の一つである。
 獄の入り口:砂漠の中で永遠に燃え続ける遊牧民のテント
 邪例律:「闇の熱霧」
 表層の状況:隊商や遊牧民の移動のように延々と先の見えない砂漠を魂たちが移動させれている。魂たちは「あと少しで目的地に着ける」と思っている。
出目2>上位邪霊ヴァーシャニスの領地の一つである。
 獄の入り口:砂漠の中で永遠に留まり続ける竜巻
 邪霊律:「堕ちたる翼」
 表層の状況:竜巻の中心部に何か素晴らしいものがあると信じて、魂たちは大小さまざまな竜巻に突っ込んでは吹き飛ばされる。
出目3>上位邪霊ザリチェの領地の一つである。
 獄の入り口:にごりきった、毒々しい水をたたえるオアシス
 邪例律:「徒労の合唱」
 表層の状況:毒々しい色の水をたたえる湿地で魂たちが石積みの土台を積んで建物を建築に従事いるが、沼に石が沈んでいつまでたっても土台が積み上がらない。
出目4>上位邪霊ヒツォッケの領地の一つである。
 獄の入り口:略奪されつくし、焼き尽くされた小さな村
 邪霊律:「絶望の哄笑」
 表層の状況:数日ごとに大火事が起きて村ごと焼き尽くされる。数日燃え盛ったあと、白炎に転じてすべてが再生されていくことの繰り返し。
出目5>上位邪霊フォゲアウムの領地の一つである。
 獄の入り口:きらきらと輝く鍾乳洞
 邪霊律:「搾取の王庭」
 表層の状況:獄卒の監督のもと、魂たちは何かの鉱脈を掘らされている。獄卒も別のところで掘っている。お互いが宝石や金銀などを掘り当てるたびに、大きさを比べて大きいほうが両方取っていく取り決めだが、獄卒がよい場所を取っているために勝てることは皆無である。
出目6>上位邪霊ドゥルジの領地の一つである。
 獄の入り口:抱き合ったまま骨になった、一組の男女
 邪霊律:「幻愛の枷」
 表層の状況:決めてない(笑)もうちょっと待って。
●獄卒など
 どのような獄卒や魔物が獄の中がいるかを決める。概ね合計強さ評価12、各個の強さ評価は6を超えないように調整したはず。
出目1>半馬人間2単位2部隊
出目2>蠍人1単位2部隊
出目3>牛頭鬼2体
出目4>最低級戦鬼2単位1部隊と下級戦鬼1体
出目5>下級戦鬼2体
出目6>ドルエラ1単位3部隊
●目的の魂の見つけ方
 未定(ぉぃ)というか後で書くよ。