いろいろ目安をつかむ

ゲヘナAn、R&R40号付属「凶兆を告げる大烏」レポ。
監修の友野氏もびっくりの91ランク3人で「20ランクの享受者4〜5人」というセッションをやるわけですよ
(強さ評価:19だぞおい)。
どのくらい強いかってーと…

 ・“かっぱげ金糸雀”リフラ(刀術7Lv/暗殺3Lv/座空1Lv/炎術2Lv)
  準備行動の回数が半端ない刀士。通称“スーパーリフラタイム”は【直破】からおおむね35点の連撃を7回とか
  繰り出してくる…んだっけ?(今回まともな連撃する前に敵が倒れた)。
  刀の契約は「汝対価なくして人の為に働くなかれ」。
  『♪かっぱげ かっぱげ 金糸雀〜』といいたくなる理由はお分かりになっていただけるかと(?)
 ・ハマーディーン(半妖霊)/“猛きもの”アディム(妖霊)(妖霊使役7Lv/炎術3Lv)
  補助個数16個。少人数だと【妖乱舞】とかやってきて2分体化した妖霊が襲いかかるとか、かなり怖い。
  2回合計で140点とか食らったorz
  回復に回っても本人の白炎とあわせて140点回復できるとか。
  普段GMをやってるのでNPC化していると気づかない(&主人のハマーのいじられっぷりがものすごい)んだけど
  やぱり妖霊が本気出すと怖いね。
 ・ガシム・アリ・アダム(銀糸の民)(炎術7Lv/神語術2Lv/獣甲術2Lv)
  もともと神語4ランクのキャラクターだった…と言われてもピンと来ない商人の5男。【放ち穿つ炎】を覚えてから
  連撃が実は半端ない。魔法で35〜40点4回とかいわれるとコンスタントに痛い。

とまぁこのような感じで。2ラウンド目には装甲もろもろ引く前に120〜150点前後のダメージを全員が与えてくる力を持っているんですな。
一応皆「達人」というか人外の強さを誇るわけだけど、ぶっちゃけ獄つぶししかネタがないとかそういうことはあまりないですな。
多分、強くなる割にはゲーム内での時間経過がゆるやかなんで、ある日突然「俺○万Di以上の仕事しか請けない」とか「猫探しなんてやってられねー」ということは案外ないんじゃないかと。
世界観的には当然「そこらの街に強さランクが上位邪霊なみの享受者が敵にいる」とかいう不自然きわまりない話なんですが、一般人から見ればもともと享受者なんて超えられない壁の向こうにいるわけだし、ド○ゴンボール的に考えれば案外そういうところは無視できるもんですね。
次回以降のメモをかねた感想はこんな感じ。
※長いのでここも隠す

 ・展開で注意したいのはユーティリティ系の強い魔法とか以外には特にない。「飛ぶ」とか「非実体化する」とかは別に低ランク
  の享受者でもできるので。
 ・むしろ注意したいのが道中の諸々に対する必要達成数。↑のメンバーだとかぎ開けはリフラが《機械工作》で6〜7程度の
  達成値を出すし、ガシムは知力系の技能は判定数9個ベース(達成数4〜5程度)なので、必要達成数は要所要所で2〜3
  高くしてちょうどいいくらい。『足止めとか、判定に手間をかけさせるのに必要な場所』をベースに必要達成値を4〜5に
  設定したり、魔法使いが多ければ《探索》等の協力判定の難易度はシャドウランの継続テストよろしく「必要達成数10〜
  20程度にして、達成数の合計が届くまで時間をかけて判定する」ようにすればそこそこ判定に注意を払ってもらえる。  
  それ以外の鍵あけとかは特に変更せず。必要達成数を高くすると余計な勘ぐりを与えたり、ミスリードの種になるかなと
  思いますし。
 ・敵はラストのボスだけ気合を入れて「80ランク享受者相当」に、残りの敵はそのままだったり、「3単位相当の邪霊」
  だったりとかなり手を抜いた。ボスにしてもPC並にがちがちに作るというよりは、攻撃性能の目安として「どの程度の
  ランクの奥義やら上級装備を取れるか」という目安にしつつ、生命力や連撃のダメージなんかは普通のPC相当として
  割り出して、ダイス目は固定値で出目が「6・1・5・2・4・3」のループになることを前提としつつ、±1程度で
  色をつけて算出。結果としては
  1)一般技能を取らない前提にしても生命力は低い(2ラウンド目の行動はない)
  2)ダメージ能力は十分強い。まぁ享受者vs享受者だしね
  3)「n単位相当の敵」って案外お手軽
  という感じでした。多分戦闘バカにした享受者ならルールブックの記述どおり「ランク的には強さ評価−1の敵」が数人
  (3人PTなら2人、4人以上なら3〜4人)いれば役に立つかなという。
  部隊化するほうは生命力だけを目安にして「2回耐えられる」ようにすればいいかな。
  道中の敵は強くしても時間ばかりかかるのでそのまま。それはそれで《部下》に任せるか?とか一人でもなんとかならなくね?
  とかいう話になるので、手間をかけて調整するよりダレない。===以下セッション内容。ネタバレ含む

  さて、前述の通り90ランクの面子でも普通に「雑芸術の花形がいなくなったんですよぉ」的な依頼は案外スンナリと受けて
  もらえますな。たとえるならN◎VAでどんだけ経験点つんで、どれだけ達成値高く出せるキャラても猫探しの導入を引き受け
  るような感覚(いろいろ違う)ですかね?
  リフラの冥極刀はの契約はいろいろな意味で助かる(笑)。
  ハマーはハマーでほかのPCやアディムさんにいじられたり、「え!?女の子!?それ美人!?」とかそういう方向で簡単に
  釣れるし。キャラのランクがどうなっても変わらない部分なんでGMを助けた…でも追加ランクはやらん。
  その娘たちが行方不明になった街を調べるも一行は早速非認識の呪いを強く意識することに。しかし直接捜査の手がかりになる
  こともなく地味に地味にいく。
  こういうところは「ランク強いから強行突破しても楽勝!」ってより「ランク強いから慎重かつ大胆なことができる」ムードに
  助けられるね。妖霊に本格的に家捜し決行されると辛い。
  で、調べていくと異種族の人間を中心に人が攫われていることが判明。一度軽く家捜しをした屋敷を本格的にあさるために
  全員で潜入→敵と対峙という流れ。プレイ時間3時間のあっさり仕様。
  なお、生命力が元の3倍弱あろうが、2ラウンド目の攻撃をすることなく倒れるのは仕様ですorz