キャストの作り方[mixi.jp:tatuya氏記事]感想。
先日作ったサブカテ、役に立つな。
まず単純に、tatuya氏がすごいな、感心するのは28キャストを「運用している」と言えるところ。
数年来池袋界隈でN◎VAなんぞやってないRizaが上位の方13人くをしっかり覚えてるんだから、言葉に嘘偽りはないと思う。
でも↓は信じてもらえないと思う。
では、こんな前提において、自分はどんなキャスト作りをしているのか?
「そのスタイルを必ず入れる」
「できる限りスタンダードな設定を持たせる」
「判りやすく、外見から性格設定すべてを想像できるようにする」
そこ、石投げない。
そこ、指ささない。
本当のことなんだからさ。信じなさい。
本当なのは確かだけど、キャスト紹介記事(のーない会議tatuya)を見ていて気になるのは、前提知識とか、共有が必要な部分でイメージ不足の感があるのよね。一番上の剣崎の例で行くと「元ブラックハウンド公安部警視正」とか、「攻殻機動隊生命体。アウトロー小説に登場する、裏社会にドロップアウトした元警察官僚。」とか、イメージが漠然としすぎかねない(というかぶっちゃけると分からない)で、多分PLがグイグイ自分の演出で展開を引っ張らないと味が出てこない(そして、他PLやRLが往々にして受身になりかねない)気がする。
そういうところを抑えると、tatuya氏には物足りないだろうし、「公安の警視正」の人物像だとか、「攻殻機動隊生命体」のイメージを持ってる人とはものすごいうまく絡めるのだろうが。
で、このキャストが一番上にあるんですよ。他の人はよく理解してくれてるなぁとしか。俺が絡んだ時、「元ブラックハウンドのTalkie」で済ませて対応したし。
共感できる部分はある。つまりハンドウトテンプレート的な(スタンダードにスタイルに求められる)部分に+αしてキャラクターは用意しておくべきである。これ至極同感。
でもtatuya氏はなにか凝縮した+α(書けば簡潔にできるが、そこからものすごい量の情報が解凍されてしまう)を作ってないでしょうか。「〜このように考え、加賀魅士郎をデザインした」の前の段落、mixiで読むと1ページ程度の分量になるわけですよ。
圧縮すると「クグツの方向性としてトコトンエリート道を通り、キャリアアップを行い、愛社精神と「自分にチャレンジャブルな場を与える」会社への信頼を持つキャスト」となるのだろうかなぁ…。
これは完全に私事だが、「僕はクグツ導入に加賀魅士郎が入るような状況が思い浮かばない(クグツはありていに言って役に立たなければ使い捨てされるイメージを持っている。そうでなければ彼らはExekであるか、Kugutsuでないか)」と本人に1度言ったような覚えがある。これについては氏は反論したし、実際動かせばどうとでもなると氏を信頼しているので、実際に事故ることはないと思うが、ひとえに氏の力量が理論を支えているな、と痛感する出来事だった。