気をつけたいなぁと自分も感じます<文体

なぜスキルを言語化しようとするのか? [mixi.jp:tatuya氏記事]感想。
最近は日課的に書く記事ばっかりだな、「おはようございます」とか「今日の東方」とか。
まぁTRPGやらなきゃ平々凡々で、すこしイレギュラーなのをmixiに追いやってるからかもしれないですが。
(続きを読む…以下に入れると引用部が崩れるので、全部表に出します。他の記事が追いやられて申し訳ないですがご容赦を)
 今回は反省記事らしいので以前の記事をさくっと見返してみて全体的に感じたのは、「だ、である」調が混じったり、「〜すべき」みたいな、自分の考えの開陳という段階から1歩踏み込んだ、自分の経験に基づいた方法論の主張と感じられる言い回しをしてるのは損だよなぁと。

だってそれって、どう考えてみても

 だって、考えてみればそうじゃないですか。

こう書いたら、下手すると「そういう考えにたどり着かないのはおかしい」ととられかねないというか、その後の主張に共感できない人は反感持ちかねないよなぁと思ったりしました。
 今回は文体がソフトなんでそういう印象は少ないですね、まぁいきなり「どう考えてもアウトじゃないですか」と書いてますが、ハンドアウトは沿うのが原則だろうなぁ…。
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●前半、GMを外形的に信用してないのでは?という件について
 拒絶することでGMやPLを外形的に信用しないと思われてしまうのは、相手が「自分はそのキャラクターを柔軟に受け止められないと思われている」と感じてしまうときだと思うのですが、理由をきっちり言えば済む話だと思うんですよね。
 ここから個人(自分対tatuya氏)の経験談で恐縮ですが、僕は一度、自分の作ったアクトのクグツ枠に「加賀魅士郎が入るのは難しいと思う」といったことがあります(当時の日記[rizastar.com])。たしかtatuya氏に「なんでよ?」と聞かれたので書いたのだと思いましたが。
 RLとして力不足故に、該当アクト(ちなみに自作)で加賀魅をPLの演出要望に対応したり、RLから演出を提示したりするだけの「すり合わせ」ができない、申し訳ないが白旗を揚げさせてもらうというのが理由で、
 tatuya氏的にはRizaをRLとして信用していただけたのかもしれませんし、RLとしてはtatuya氏のセッション内の動きはほぼ全面的に信用していいと思う(責任は負っていただけると思ってる)のですが、やはり信用に応えられないと感じた以上は、RLとしては無理、と言うのが筋だと思いますので。
 プレイヤーがそのキャラクターを使うことに責任とリスクを負い、自己管理するのは当然というのは僕も同感ですが、それと同様にGMがそのプレイヤーを使わせてセッションを行うことにもやはり、責任とリスクを負い、セッション内において管理するのも同じくらい必要だと思います。
この件についてはBoA236ページ欄外、「PCの作成」の項目で触れられているあたりで大体集約されているような気がします。

 PCは、プレイヤーが自由に作成する。これはTRPGの大原則だ。しかし、GMもまたプレイヤーと同様にTRPGの参加者であり、ゲームを楽しむ権利があることを忘れてはいけない。
 したがって、PCの作成によって「自分はこんな風にゲームを遊びたい」とプレイヤーが提案するのと同じように、GMはどんなPCの作成をしてほしいか示唆することで自分がどんなゲームを遊びたいのか提案するのだ。
 これはGMのおしつけでもないし、プレイヤーの自由を奪うものではない。お互いの求めるものをすり合わせる、立派なコミュニケーションである。
 シナリオハンドアウトは、これをルールとして手順化したものだ、GMとプレイヤーが楽しくコミュニケーションするためのツールなのである。

この手順をさらにプレセッションからプレ・プレセッションへと持ち出して、使いたいキャラクターと自分の考えるイメージを、GMのそれとすり合わせる。
そしてそのときに「共感を得にくい」ものは避けたほうが無難だ、ということでいいんだよね?>tatuya氏
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●後半、ハンドアウトに沿った使いきりキャストの作成について
 ここはtatuay氏のおっしゃることに大体同意。確かに、ハンドアウトに沿うキャストを作って、ハンドアウトどおりに動くことは求められてるんだけど、それを達成して「ハンドアウト(要求仕様)どおりに動けた」といって達成感を得てしまうよりも、「もっとアクトの主題を自分の言葉(ロールプレイ)で掘り下げる努力をしようよ」という、もっと上の満足感・達成感を得るためにキャストを作り、セッションに参加したいですね(遠い目)。
 ただ、個人的には「シナリオのテーマ(主題)を掘り下げよう」というレベルでなくて、セッションにそのキャラクターの「ならでは」というか、たとえば貧乏探偵が依頼人にコーヒーを出しつつ自分は水を飲むとか、カタブツの企業人がぼそっと「俺にも妻も子もいるからな」と言って柄にもない同情をしてみたりとかいう「キャラクターによるセッションのスパイス」が実現したいというレベルで満足を得たい。というか主題を掘り下げるのはやっぱり難しいテクニックだと思いますよ。
 そのための前提としての物語構造の把握云々という話を含めて書かれたのだと思いますが、やはり雲の上…というのは言いすぎかな、六本木ヒルズの上くらいなイメージが個人的にはあります。
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●[TRPGのスキル]という書き方
 「tatuyaはTRPGにおいてこういう考えに基づいて、こういうスキル(手法)を使ってます」を縮めて[TRPGのスキル]と書いたらそりゃ誤解もされますわ…。