BoAキャラ「城伯47士」(Luna:白兵戦闘系)

“城伯47士”アルブレヒト・ベルトルト
Adamas=Luna=Gradius
体格:12
反射:15
共感:8
知性:11
希望:12
軽武器:●●●
自我:●●
隠密:●●
《修羅》:メジャー:−2:〈軽武器〉:なし:ダメージ+1D10
《矢斬り》:リアクション:−4:〈軽武器〉:H3:自分を含む至近距離のキャラクターへの射撃攻撃にリアクション
《陽炎》:メジャー:−1:〈軽武器〉:D3:防御判定にダイスペナルティ−2
《渾身撃》:マイナー:なし:なし:H2:ダメージ+1D10
《仁王立ち》:物理攻撃の実ダメージ算出:なし:なし:D4:実ダメージ-2D10

ショートソード:片手軽武器:行動±0:サイズM:攻撃力S+5:防御修正+2:至近
スタディットレザー:胴部:革:行動-1:回避-1:装甲4/2/2:80F
レザーグリーブ:靴:革:行動±0:回避±0:装甲1/0/0:20F
夜の声:護符:〈隠密〉クリティカル+1:2C(200F)
シュルツの毒:5C
封傷の呪符:2C*3
解毒薬:1C

剣とは騎士・あるいは英雄の武器である。歩兵は槍を持ち、あるいは弓をもって戦場に臨み、白兵戦になれば戦槌であったり、手斧といった武器を取って戦う。
剣とは扱いの難しい武器であり、突く・斬る・払うなどの多彩な攻撃手段を使いこなすには、それなりの技量と教育が必要になる。

だから、「剣を賜る」ということは誉れであり、親から子へと代々受け継がれ、あるいは戦いに倒れた後に「かつての勇士の魂をもつもの」として再び下賜されるのである。


かつて、「塩の城伯」と呼ばれ、所領に良質な岩塩の産地を有した城伯がいた。城伯は47人の近衛兵を常備軍とし、彼らに鍔元から派の中心部を黒くした剣を下賜していた。

。彼らは君主によく仕え、君主もまた彼らの忠義に報い、民にも慕われるよき君主であった。
しかし、その城伯と妃は、近辺の領主に謀殺されてしまう。力を渇望したその領主は、闇の誘惑に負けて闇へと魂を落とし、領主を毒殺して浮足立つ城伯の領地を攻め入った。

彼我の戦力差は歴然としている。高々47名の兵士と、兵役に就いて門番や牢番などをしているものを合わせても100名に満たない、軍隊とすら呼べそうもない集団で抵抗して何になろうか?
彼らは最後まで戦うべきか、それとも無駄な犠牲を避けるべく降伏するか話し合った。
敗北し、蹂躙されつくすか、あるいは戦いを放棄するという戦士にあるまじき恥を忍ぶか、結論はなかなか出なかった。
そこで彼らは、城付きの星読みに道筋を乞うことにした。いずれの道を選ぶににしても行動は急がなくてはならない。
47人のだれもが、全員を納得させることができない以上、信頼できる誰かに道をつけ、自分たちが行動を起こすといことにしなければ、一致団結することは難しかった。

星読みは「主君を殺した領主が闇に堕落していることを読み解き、闇を打ち払い、この世の中に光をもたらすべく行動することこそ、真の道」と説いた。主君が闇の毒牙にかかって命を落としたならば、闇に魂を落とす殺戮者を倒し、仇討ちとすることこそ道であると。

城伯領はさしたる抵抗もなく陥落したが、城伯の遺臣である47人の近衛兵は一人として城伯領に残っていなかった。仇討を恐れる領主は触れを出し、懸賞金をかけた。
しかし闇の眷族の化した彼の評判は以前にまして悪く、旧城伯領のだれもがそれには従わず、彼らを庇い、「いずれ城伯の仇を討ちに現れる」と噂した。

彼らは逃亡して、ハイデルランドの各地に散った。彼らは亡き主君の賜った剣を手に、闇にまぎれつつ魂を闇に穢した者たちを倒す…しかし、決して英雄とは呼ばれない、47人の暗殺者たちとして。

彼らが英雄と呼ばれるのは、城伯領を滅ぼした殺戮者を打ち倒し、主君の仇打ちを果たすその時まで、決して訪れることはないのだ。