Ideaの掃き溜め

言葉を話すロジック、人としてのコミュニケーションの柔軟性を自ら捨てて、ただ主人の傍らにあって彼を守護するために作られたクレアータ。
聖痕者として使命に目覚めた主人と共に戦い、彼が倒れた後も側にあって彼を守り続け、ついに機能を停止して10年の沈黙が過ぎる。後にとある賢者の手によって修復され、失った言葉を回復し、いずこかに転生した主人を守るために、彼の志を実現するために、世界を回っている。
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領主より下賜された紋章入りの剣。しかし英雄が持つには不似合いな黒い刀身に抜刀の軽さ・・・つまり、皮肉にも暗殺向きの特徴を備えた剣だった。
その国はもう滅びてしまい、騎士たちも散り散りに落ち延びた。
そして、この黒い剣を持つルナが現れたのも、またそのような時期のことであった。
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ないよりある方がいいIdeaの掃き溜め、という話。