未訳サプリメントだろうがなんだろうがガンガン自分で翻訳している環境では、ただいまRunners Companionがホットなのですが、追加種族のうち、ピクシーについての記述が中途半端に乏しいのが問題。特筆すべきは
身長45cm
という大きさにある。
45cmつーと概ねヘビーピストル程度の大きさ。この大きさでは装備の大きさも問題になってくる。
で、喧々諤々となったわけで、海の向こうのフォーラムではどうなってるのかと英語サイトを漁ったところこれも喧々諤々。
実際に日本語版が出るころには何らかの指針が公式に出るといいんだけどなぁ…
と思いつつ。個人的に考えている指針を纏めてみたのが次ページの記事風記述。基本的には「ゲームに大きなインパクトは与えないが、コストは「かかるなぁ」と思う程度」。
プレイアビリティを下げすぎない程度にしたいなぁ…とか思いつつ。
●ピクシーの装備について
ピクシーはそのサイズの関係上、通常のメタヒューマンのサイズの道具を同じように扱うことはまずできません。しかし、果物ナイフをメタヒューマンが大型の両手剣を振るうように扱ったりできるでしょうし、スマートリンクされた銃器はPANを通してトリガーが扱えるのでトリガーを引く力が問題になることはありません(それでも、銃器自体の大きさは問題になるでしょうが)。
ここでは、それらについての大まかな指針を与えます。
なお、ピクシーの体格の小ささは、能力値の上限(ピクシーの強靭力と筋力の自然最大値は3です)によってすでにあらわされており、同じ能力値であれば、ピクシーであろうが、メタヒューマンであろうが、同じ能力が(ゲーム上は)発揮されることに注意してください。十分な【筋力】さえあれば、ピクシーが自分より大きいものを運べる可能性も皆無ではないのです。
*ピクシーは自分の身長程度のものの大きさの武器を両手持ちで(修正なしで)扱えます。銃器であればライト・ピストル、手持ち武器であればナイフ程度が妥当でしょう
*ピクシーが銃器を扱う場合はスマートリンクが必須です(トリガーを引くことは難しいでしょう)
*ピクシーは〈特殊射撃武器〉以外の技能で扱うあらゆる銃器を〈重火器〉技能で扱います。専門化はできません。また、反動は補正しきれなかったものについて2倍にします
*コムリンクやARゴーグルなどの精密電子機器や防具など、ピクシーの体型に合わせる必要のあるものは、入手値と価格が2倍になります
*2070年にも、テディ・ベアやGIジョーのようなピクシー・サイズの人形は健在ですし、ミニ・ドローンなどを扱うための工具などもあります。衣類や生活用品、簡単な工具はそれらのものを流用することで入手できるとします。価格は通常のものの50%増しです(なお、ライフスタイルの価格も50%増しです)
*ピクシーの体型に合わせて作られたものは他のキャラクターは使用できないでしょう。逆に他の(ピクシーでない)キャラクターの装備をピクシーが扱うのも困難でしょう
*ピクシーは移動しなくても「その場を飛び回る」ことを宣言することで、「走っている」場合と同様の修正を受けることが可能です(飛行できるスペースがあればですが)
*セキュリティの取り扱いに注意してください。飛行しているピクシーは感圧パッドに引っかかりません(感圧パッドに乗ってもおよそ人間とは思えない重さになります)。遮光センサーもセキュリティの低い区域で隙間だらけ(腰の高さと首の高さに2箇所だけ線を引っ張ったような)であればまず引っかからないでしょう。歩行速度が1m/1戦闘ターンなことを勘案すると、ちょっと速度に注意するだけで動体センサーにかからない恐れがあります。人間の顔の高さで画像認識をするカメラも役に立たない可能性があります
*ピクシーは人間が部分遮蔽を取れるような大きさの障害物があれば完全遮蔽が取れます