こいつの続き考察をぼにゃりと書く。
軍隊で「唯一無二」ってすげぇ使いづらくて、まとめでも描いたとおり1人の超人であるとか、1機のMSであるとかが局地的に勝利をもたらしたことはあっても戦域全体、ましてやもっと大きい戦局を動かし得たか?つーといまいちわからん。
蝙也さん、斥候としての利点は
・上空(何mかは具体的に定義しないが、コミックで数階建ての建物の上を飛んで見えて声が届く程度なので十数mを超えないんじゃないかと思ってるが...)を飛べる
・飛行機と違い、離着陸に滑走路を要求しない。下手すると垂直離陸できる?
・地形遮蔽の影響を受けず、一定速度で上空から観測ができる(要するに森の向こうとか余裕で見える)
・多分、情報伝達速度として速く(電信がない)、帰巣本能に頼る鳩より融通が効く
一方で、欠点として
・人材として得難いし、単純な鍛錬で体得できる技術じゃない(斎藤一ほどではなくても警視庁抜刀隊の精鋭はそこそこ用意できるだろうなぁ)
・武装できるかどうか怪しい(本人の軽量化具合を考えると、数百gの武装を持つってできるのか)
・上記2点から、戦略的運用ができない(要するにアテにできない)
・悪天候(この場合、風を含む)に極端に弱い。都市部夜間飛行の実績はあるが、夜間に地勢見れるわけでもなかろうし、荒天はもちろん霧もダメよな
というところが上げられるので、よしんば1ダース蝙也が居ても大日本帝国陸軍の戦局(日清戦争ー日露戦争あたりの偵察機黎明期にかかるあたり)になんか影響あったかつーと「まぁ数十年知識チートじゃね?」くらいの判定なんじゃないかなぁと。
日本の航空偵察の嚆矢は、計画上では西南戦争時の気球観測(気球は気球で機動性が0だが、逆に定点連続監視と(真下の)拠点への伝達手段に事欠かない)らしい…実験までいったが、結局熊本城が先に落ちたので実用せんかったって話らしいので、概念チートでもあまり先進的すぎはせんのだよなぁ。
日露戦争で1個・・・大隊? そのくらいのクラスで用意した上で、夜戦からの爆弾ないし焼夷弾を投下できた場合、旅順要塞はもっと早く落ちた、とかはありそう。
あるいは現代の艦載ヘリコプターのように、駆逐艦以下の艦級でも用意できる弾着観測/高速偵察要員?
[余談]
他の十本刀を見ても、あいつら一騎当千な少数制なだけで、仮に国取りできても国としては早々に植民地化して滅んだよなぁ(外交官おらんし)と思ったりする。
方治さん1ダースいて、内務と外交で皆が得意向き違ってるとかだったら、ワンチャン国家運営できたかな…正直志々雄施政下で内務人材が出たり育ったりする環境ねぇからよくわからんなぁ…