読んだ。
序盤は役に立つかなーと思ったが
信 じ ら れ な い ほ ど コ ス ト が か か る 方 法 で や っ て ら れ な い
職場にメモ帳と筆記用具持っていってさえ、それを筆記して書き留めるという行為に無茶苦茶コストがかかってこの本で進められてるダブルカラム法やらトリプルカラム法(基本両方の方式は一緒)とかできないし、カラムの一番左を書き出すのですらそれなのに右側を考えて書くことなんてとうてい間に合わない(そんな時間ない!!!!!)
というのが序盤。あと、全体にこの手のやつは突然命令文(「〜〜〜しなさい」という書き方)なので他の文から浮いて突然の違和感。
あと、2週間(半月)続けなさいというのもわりとあって、相当すげぇよと思った。
僕が今の所「決めてから休みなく2週間続いている」って、艦これのデイリー&ウィークリー&マンスリー&クォータリー消化(ただし演習・熟練搭乗員消費の関係「絶対続かない」「北方棲姫と戦うことを強要される任務」を除く)
腕にカウンターをつけて**したときにカウントしなさいというのもすごいひっかかった。
北米には1ドルで売ってるのかしらんが日本にはないし、なまじあっても「俺、そのために108円(税込)払って、常に身につけるように気を配って(腕時計ですら忘れることが多いのに)、その上カウントするときにその基準に適ってるか?と自問自答しながらやるのが簡単・・・だと・・・」という疑問が生じる。もちろん著者は答えてくれない。
ここまでが序盤。
中盤からはロールプレイで実際の治療セッションの話が入るが、ことごとくイヤな気分になるというか「TVショピングの成功例やりとり」を見てるような気分になる。はいはい成功例とか、なにか知見を得られたとか、そういう誘導でしょという意識が欠片も抜けない。
自分はこうなるんだ、ということもなく、「ではこういう考えに対してはどうなのか?」「自分に当てはまるのか?」ばかり考える。
あと、当たり前だが医者も患者もアメリカ人で、どういう境遇に置かれてるかもあまり具体的にかかれていないせいもあって状況の想定ができないことが多かった。あと大抵パートナーか結婚相手がいたり仕事持って一応できていたりして今の自分視点では十分恵まれた状態からのスタートだなーという思いしかない。
終盤はこれがもっと強くなった。とにかく「ああ、そうですか、この人はこういう方法せ成功するのね。(俺に効くかどうか)知らんけど」ばかりだった。そしてやってることにコスト(金銭ではなく、行動に移すためのコスト、持続するだけのコスト)がかかり過ぎてとっかかれない。なにか強制されればやるけど、強制されなくなったところでやらなくなるのは「おはようございます」エントリを見ても明らか(出勤か午前中の通院を事前に決めてない限りご覧の有様である)。
結局この本のやり方は「効くとして自分に実行できる気はない」「テストのスコアはめちゃくちゃ」「具体的にどういうアクション起こす気にもならない」という点で金ドブ級(酷い言い方だけど)だった。TRPGのルールブックのほうがまだ心が潤う。
やろうとしたけど2回(2日)持たないし…
ちなみにベックうつ病調査表のスコアが40と壊滅的に危険そうに見えるのだが、一方でDASスケーリングは
6/3/3/-2/4/2と1つ除いてプラススコアという「心理的には適度に強い」(真面目に回答したよマジで)よくわからん状態だった…
さて、今後どうしようかと途方にくれたところで定期の期限も切れたのでボッチ作業フェイズかのぉ…。