ぼにゃり

幻想郷の通貨を考えるに当たって、「その通貨を使って**が生活してるシーン」を思い浮かべて違和感がどのくらいあるか?という観点で考えてみた。

・どう考えても自給自足できそうも(しそうも)ない紅魔館で、咲夜さんが買い出しに出かけるときに持っていくお金
・同じく完全自給はできないだろう(一部は山の妖怪から神徳の代償(?)として色々便宜を図ってもらってるだろうが)守矢神社の面々も里に買い出しにいくだろう
・普通の里の人達の生活(里の生活レベルは手元にコミック等ないのでいい加減な想像をしてる限り、江戸末期〜明治初期くらいの中小宿場くらいの規模なんだろうか)に使われる金銭
袖触れ合うも化生の縁あたりでマミゾウさんが扱う銭
・地底の旧都での商取引の基準

 全部を満足してくれるような通貨単位ってない気がするのよね……。ギャグでやるときは大抵現行日本円の通貨と価値観でいいんだろうけど。

 紅魔館の財産とか収入源とか全くわからんけど、やっぱり金貨銀貨なのかなーと思ったりするし、現代感覚持ってる守矢神社の面々には現行日本円に近い不換紙幣(妖怪の山では存外守矢金券が発行されてるかもしれない!)が似合う気がするし、里では銅銭ベースの経済しかないだろうし(米本位制が一番しっくり来るが)、地底だと金塊とか財宝の現物価値(あるいは霊魂本位制?)なんかも面白そうだし。
 非現実的だけど情報通貨(電子マネー/ビットコイン類)あたりに近い、個人・共同体の信用値ベース(たくさん受け取った人は信用が低く、物的労働的助力が得られない、逆にそういう援助をすると信用値が高いという、信用が財産になる考え)は、経済圏が狭い条件では成立しうるかもしれない。現代日本でも農村の人の噂って相当影響力あるそうだし・・・。
 でもやっぱり東方の誰かに似合わない経済圏になる気がする。
 まぁ二次創作でやる限りはどういう経済圏でもアリだと思うし、そこに説得力・納得力を出すのは作者の腕の見せ所だと思ったりするので、別に「こうあるべきだ」「こうあるべきではない」みたいなこといいたいわけではないけど。

ぼにゃりなので特にオチもなく終わる。