バージョンアップ版があることを通知する
公開日:
:
最終更新日:2017/07/18
Tips Obejctive-C, バージョンアップ, ライブラリ
拍子抜けするほど簡単だったので、「アプリのバージョンアップの通知をどうするか」という話についてTipsを
自力でコードを組もうとした
iTunes App StoreにはAPIがあって、@”https://itunes.apple.com/jp/lookup/?id=(アプリID)”にアクセスするとアプリケーションの情報をJSONで返してくれる親切さ。バージョンや対応プラットフォーム、最低OSバージョンも含まれるので、それの比較をすればいい。比較方法については強火で進めさんの記事なんか参考に。
問題はデイバス名。調べると「このAPIで取れるデバイスString」と「アプリ側で取れるデイバスString」が一致しないらしい。変換ロジックを組まないといけないとかファッキンな状態で、ライブラリもあったんだけどiPhone7系に対応してないとかメンテの不備がありありと見える…というところで心が折れました。
ライブラリを使う
そしたらArtSabintsev/Harpyというライブラリがあって、それ使うのが簡単そうなんですよね。日本語を含む多言語対応までしてて、極めてありがたい。
ということで今まで作った俺コードを全部破棄してHarpyを使うことにしました。
(共通)Podfile
ごく普通にPodfileに追記します。
pod 'Harpy'
AppDelegateあたりに組み込む
起動ごとにチェックをかける(スキップも可にして、うるさく聞く場合の対策にする)ならこんな感じ。
// --- スキップ可(更新/次回にする/スキップする の三択)
[[Harpy sharedInstance] setAlertType:HarpyAlertTypeSkip];
// --- 表示するViewController
[[Harpy sharedInstance] setPresentingViewController:self.window.rootViewController];
// --- アプリ名(日本語の文脈なので「本アプリ」と入れた)
[[Harpy sharedInstance] setAppName:@"本アプリ"];
// --- AppStoreを見るときのロケール(今回は日本のみアプリなのでこうした。本体Localeを取得して合わせるべきかもしれない)
[[Harpy sharedInstance] setCountryCode:@"jp"];
// --- チェックして、表示する場合はアラートを表示
[[Harpy sharedInstance] checkVersion];
実に楽ちんでした。
参考
関連記事
-
HTMLParserを修正する
HTMLスクレイピングしてる時に役立つライブラリであるObjective-C-HMTL-Parser
-
UISegmentedControlに見栄え良く背景色を設定する
UISegmentedControlをiOS7で使おうとすると、基本の背景色が「透明」になりますが、
-
UIButtonのタイトル変更時のチラつき抑制
久しぶりにXcode+Objective-Cでアプリを作っていたら、UIButtonのタイトルを動的
-
コードでiPhone6 Plusを識別する簡単な方法
表題の通り、コードでiPhone6 Plusを識別する簡単な方法です。 iPhone6 Plu
-
”No Scheme”になってしまった場合の対応
知人がXcodeで突然「No Scheme」表示になってRunするターゲットとデバイスが選択できない
-
AdMob組み込み覚書
書籍ではコレがかなり参考になるのでご紹介。 表題の通りで、組み込みで要注意っぽい部分だけを
-
iOS8のシミュレーターでLocalizationのテストをする
iOS8.1のシミュレーターでは、従前できていたシミュレーター内での「設定」(Setting)からの
-
NSDictionary/NSMutableDictionaryの”valueForKey:”と”objectForKey:”の違い
表題にある通り、似ていて混同する(そして、取り違えても「たいてい」普通に動作する)NSDiction
-
Xcode5.1のInterfaceBuilderにおける地味な変更点
iOS7.1に合わせてXcode5.1がリリースされました Xcode Release N