iOSシミュレータのスクリーンショットのサイズを原寸に戻す
スクリーンショットを撮影しようとしてXcode7のシミュレータを立ち上げてスクリーンショットを撮影したらサイズが小さい・・・という現象に遭遇したので、対応方法をメモっておきたいと思います。
スクリーンショットの撮影方法
シミュレート中に「command+s」で、デスクトップに”Simulator Screen Shot yyyy.mm.dd hh.mm.ss”というpngファイルを作ることができますが、個人的には管理が面倒なのでPhotoshopにレイヤー化した画像を貼り付けて1デバイスあたり1個のPSDファイルとして保存しています。
「command+control+s」でスクリーンショットを取ると、スクリーンショットはファイルに保存されずにクリップボードに保存されるので、Photoshop側で新しいレイヤーとしてペースト(最初の1枚はクリップボードサイズの新規画像を作成)していくようにして作業しています。
画像サイズが画面サイズと連動する現象への対処
多分Xcode7シミュレータからだと思うのですが、従前はシミュレータを縮小(command+1で等倍、command+2で75%、command+3で50%、command+4で33%、command+5で25%。メニューではWindow→scaleから設定可能です)しても、デバイスのオリジナルサイズのスクリーンショットが撮れたのですが、今はなぜかデフォルトが縮小した(実際にレンダリングしている)サイズになるようです。
これはメニューの「Debug → Optimize Rendering for Window Scale」のチェックがオンになっているからなので、メニューからこのチェックをオフにすることで、デバイスサイズのオリジナル解像度の画像をスクリーンショットにしてくれます。
iPad proなどの場合、オリジナルサイズでレンダリングすることはなく、Web用のスクリーンショット等はあらかじめ縮小したサイズのほうが良いと思うのですが、開発者はiTunes Connectのために原寸サイズの画像を用意することが多い(かつ、全デバイスを用意するのはあんまり現実的ではない)ので、デフォルトではこのチェックはオフにして欲しかったですね・・・
参考サイト
How to get the original size of screenshots using iOS Simulator in Xcode 7 when scaling down
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