千早アーコロジーで起きた暗殺事件。
被害者は社長、千早雅之。
そして、犯人は、彼の懐刀であったはずの後方処理課の中にいた。
事件の背後に隠された陰謀に導かれ、それぞれの組織が犯人を追う中、工作員はひとり、闇を走る。
たとえ、裏切り者の名を受けようとも。
トーキョーN◎VA The Detonation
『World Order』
互いの真意を知らぬまま、
今夜、それぞれの運命の扉が開く。
■シナリオ・ルール
本シナリオは、特殊なハンドアウトを使用した、テクニカルなシナリオである。ハンドアウトはページ下部に記載されている。
●ルール・コンセプト
本シナリオには“ペルソナ・ハンドアウト”“キー・ハンドアウト”という、2種類のハンドアウトが存在する。その目的は、「キャストが他のキャストおよびプレイヤーから隠された設定をもってアクトを開始する」という状況をアクトに持ち込むことだ。
この状態では、一見すると、キャスト同士の利害が対立しているようにも見える。しかし、キャストたちが、キー・ハンドアウトを公開することで、最終的には協力し合う状況が生まれるだろう。
●ペルソナ・ハンドアウト
ペルソナ・ハンドアウトは通常のハンドアウトのように使用する。プレアクトに開示し、プレイヤー全員に対して公開するものだ。
このとき、「キャストの作成や選択は、もう一つの“キー・ハンドアウト”も参照して行うこと」とプレイヤーに告げること。これは、ペルソナ・ハンドアウトを元にキャストを作成した場合、キー・ハンドアウトとの設定に食い違いが生じることを防ぐためだ。通常のハンドアウトが「参加するキャストを選ぶためのもの」であるのに対し、“ペルソナ・ハンドアウト”は「担当するプレイヤーを選ぶためのもの」と言える。
●キー・ハンドアウト
キー・ハンドアウトは2枚目のハンドアウトである。そこには、キャストの真の目的、隠された事情が書かれている。そして、それは該当プレイヤーのみが目にすることができる。
▼キー・ハンドアウトの入手
キー・ハンドアウトの入手は、ペルソナ・ハンドアウトに基づいて、各プレイヤーにハンドアウトを分配したあと、キャストの作成前に渡される。この時、内容を他のプレイヤーに知らせてはいけない。
▼キー・ハンドアウトの公開
キー・ハンドアウトは、とくての条件をクリアすることで、他のプレイヤー全員に対して“公開”することができる。キー・ハンドアウトを公開することで、キャストはPSを入手し、また「ミッション・シーン」を行うことができる。
キー・ハンドアウトには、公開可能になる条件と、入手できるPSが書かれている。
■キャスト作成
ペルソナ・ハンドアウトとキー・ハンドアウトを『WOR』P93をコピーして切り離すなどして、プレイヤーに配布するなどして、プレイヤーに配布すること。前項も参照せよ。
繰り返しになるが、
アクト開始前にキー・ハンドアウトを参照できるのは、その導入を選んだプレイヤーのみである。
●推奨スタイル
クグツ1:千早重工後方処理課
クグツ2:岩崎御庭番衆
イヌ:ブラックハウンド機動捜査課
ニューロ:ハッカー
クグツ3:千早重工後方処理課
プレイヤーが少ない場合、記述順で先に書かれている導入を優先すること。
●必要な防御系神業
本アクトではキャストが神業だけで死亡するのを防ぐため、《難攻不落》《黄泉還り》などの防御系神業が3個以上必要である。なお、シナリオの展開によっては、さらに2発の防御系神業が必要となる。
■キャスト間コネクション
キャスト間コネは、以下のとおり。
『クグツ1』→『クグツ2』→『イヌ』→『ニューロ』→『クグツ3』→『クグツ1』