地下カジノ“ブランゲーネ”爆破事件。
三合会とカーライルが、ストリートの覇権をかけて争うきっかけとなった、ひとつの事件
野望と陰謀、裏切りと復讐、そして、嘘──。
真実は、いつも覆い隠される。
この“災厄”の“最悪”の街で。
トーキョーN◎VA The Detionation
『嘘と真実──Lies and the truth』
かくて運命の扉は開かれた。
このシナリオでは、以下のスタイル(職業)での導入を推奨しています。プレイヤー数が少ない場合は、PC番号の小さい導入を優先して使用します。
また、それぞれの導入の下には、このアクトで付加される設定や状況についても記述があるので注意してください。
三合会幹部七星“貪狼(トンロウ)”
『レッガー』の恋人
相棒の『レッガー』に裏切られた
数か月前に『カタナ』を助けた
『レッガー』の部下、仲間
この項では各導入に与えられるシナリオコネと、オープニングの状況について記述します。
黒社会の中で、共に登りつめようと誓った兄貴分、サミュエル黄。N◎VA三合会香主ウェイン王の孫娘を籠絡し、幹部会“七星”の“巨門”についた。あなたは、数か月前のブランゲーネ爆破事件の功績によって“貪狼(トンロウ)”にのし上がることができた。ただ、あの事件以来、相棒の『カタナ』が姿を消してしまった。
イゾルデは夜の街で働く女だ。数か月前、知り合いの『カタナ』を紹介した。店の用心棒をお願いしたいということだった。だが、それがこんなことになるとは想像もしなかった。ブランゲーネ爆破事件によって『カタナ』は行方を消し、『レッガー』は幹部となった。しかし、あなたはイゾルデには弱みを握られてしまった。何とかしなければ。
これまであなたは、『レッガー』とともに、黒社会を生きてきた。だが、その信頼関係も終わった。『ミストレス』から頼まれてブランゲーネという店の用心棒を引き受け、『レッガー』によってそこが爆破されたときに。『レッガー』は幹部の“七星”にのし上がり、自分は傷ついた身体で地べたを這いずり回っている。いったい何が起こったのか? それを確かめる必要がある。
ストリートで仕事を終えた帰り道、傷だらけで倒れている人物を見つけた。この街ではよくあることだ。だが、なぜだか放っておくことができず、事務所へと運んだ。そいつの名は『カタナ』。近くであった爆破事件に巻き込まれたらしい。そして数か月後、傷の癒えた『カタナ』は何をするつもりなのか? それが気がかりだった。
N◎VA三合会の幹部まで登りつめた『レッガー』の護衛。それが今の仕事だ。『レッガー』は片腕ともいえる『カタナ』を失ってしまった。組織の中にも、敵は多い。このような時期に、『カタナ』はどこに行ってしまったのだろう? ともかく、『レッガー』を守らなければならない。
このアクトでは、キャストがゲストの即死系神業で死亡するのを防ぐため、最低でも3個以上の防御系神業が必要になります。ただし、キャストが3人の場合は必要防御系神業が2個になります。
以下の順で取得してください。
『レッガー』→『ミストレス』→『カタナ』→『フェイト』→『カブト』→『レッガー』
・このセッションは経験点未使用のキャストでプレイすることを推奨しています。また、ゲストの達成値の最大は21を目安にしています。
・このセッションは『トーキョーN◎VA』を初めてプレイするプレイヤーと遊ぶことを意識してデザインしています。特に『レッガー』『ミストレス』『カタナ』の3導入はそういうプレイヤーに配分するようにしてください(※RL初心者向けではありません)。
・『フェイト』がいない場合、ゲストの藤崎竜二(『TND』P66)が必要な部分のフォローを行います(フェイト不在の場合のフォローを残ったキャストで考える必要はありません)。